1952年封切りというから62年も前の映画だ..中学生時代に映画の好きな先生がいて大いに影響を受けた.
その先生はフランス映画やチャップリンの映画が好きだった.
高校生時代は、あまり勉強しないで映画ばかり見ていた.今思うとお小遣いは少ししか貰えなかったのに・・・・・.
映画は安かったのだ.

日本映画はバカにしてみなかった.なんだかスケールが小さくてご飯を食べるシーンばかり多いように思ったから.
(今もテレビドラマはその傾向があるけど).
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おかあさんDSCN3834

日本映画を観るようになったのは40代の初め頃から.
今は、中でも成瀬巳喜男が好きだ.
成瀬巳喜男

最近、BSで録画して見ていなかった成瀬監督の「おかあさん」を見た..あまりの素晴らしさに2度繰り返してみたくらいである.
田中絹代(完璧といえる演技力!)、三島雅夫、岡田英次、香川京子(清楚で綺麗、今こういったタイプの女優さんはいるかな?)・・・・・.そのほかにも、まだまだそれこそいぶし銀のような脇役たち.

紙芝居・・・・・子供の頃の懐かしい風景.小学5年の時、お父さんが紙芝居屋さんの子がクラスにいた.子供銀行というのがあって、小銭をいっぱい持ってくるのだった.それを数えるのを皆で手伝った.

紙芝居おかあさんDSCN3836

働き者のお父さんの突然の死..これからどう暮らしていこうか、というのに、戦争未亡人である妹の子供を預かって可愛がっている.あまり大事にするので、本当の子がヤキモチをやくくらい.

おかあさんDSCN3835

香川京子扮する夢見がちな乙女.でも岡田英次扮するパン職人の息子の恋心に気づかない無邪気さ.

夢見がちおかあさんDSCN3829

「日本のジャン・マレー」と言われた岡田英次がちょっとコミカルな役.思いを寄せている香川京子が花嫁衣裳のモデルになって着付けしてもらっているのをみて早合点.慌てふためく、終わり近くのシーンがなんともおかしい.

おかあさんDSCN3841

モノは豊かになり生活は便利で清潔になったけれど、心のどこかで何かに怯えているような最今.ちょっと油断すると
騙されそうな世の中である.
何もかも疑ってかからなければすぐ騙されてしまいそうな毎日(最近1度騙され、もう一度騙されかかった).

ものの豊かさや便利さ、清潔さなどと引き換えに私たちは日々何かを失っているに違いない.

貧しかった昭和の時代が殊のほか懐かしく思われる.

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