今日は、ボジョレー・ヌーボー発売の日だそう.ワイン通ではないが、巷の騒ぎが(それほどでもないか)
気になります.

今年の北海道の夏は暑かったので葡萄のなりがよかったとワイナリーのオーナーに伺いました.

ボジョレー・ヌーボーといえば思い出すことがあります.

今から丁度10年前、2003年の11月、東京からいらした田中千博さんという方に初めてお目にかかりました.

その日、萩原貢さん(今年の道新文学賞受賞者)の詩集「酒徒の夕空」のごく内輪の出版記念会が
小料理屋でありました.

田中さんは、たまたま小樽にこられていて、この会に出席されました(萩原さんの若い頃からの友人だそうです).

雪印の重役であり、大変なグルメ.すでに、「美食の源流イタリアの旅・ガストロノアマアド」という著書がありました(どうして私の本棚にあるのか、三嶺書房 初版本を持っています).

ガストロノマアド表紙DSCN9779


小樽においでになったその年はワインの出来はことのほか素晴らしかったのだそうです.

田中さんは、この時のボジョレー・ヌーボーの味を「われわれの生きているうちは、これほどの味のボジョレーは飲めないだろう」としみじみとした口調でおっしゃいました.
味のわからない私でもそのワインはたいそう美味しく感じられ、以前飲んだことのある甘ったるく浅く感じられるものとは全然違う、と思いました.

後に、田中さんはガンに侵されていたことを知りました.その3年後の夏にお亡くなりになったのです.

この14年前の1989年に、デンマーク映画「バベットの晩餐会」が封切られ、私も見ていました.この映画はアカデミー外国語映画賞を受賞した傑作でした.

映画の出来はもちろんですが、ヒロインのバベットが作る料理が素晴らしいのでさらに話題になり、このメニューを再現して話題を振りまいたレストランもあったのです.

その件では、グルメの田中さんも関係していたと、これまた東京で、パッケージ会社を経営する友人(偶然にも、その方も田中氏と仕事上のお付き合いでした)に伺いました.

田中千博さんの本DSCN9783


余談ですが 辻邦生の映画評論の本「美しい人生の階段(文藝春秋・1993年発行)」で、氏はこの映画について18ページに渡って熱く語りさらに
「10年に1度、出るか出ないかの傑作」と言っています.最近この映画が見たくなって、ツタヤにゆきますと以前はなかったのに、最近発売されたのか、新作のところにズラリとありました.

バベットの晩餐会


そして、田中氏のことをもっと知ろうとインターネットで検索して出会ったのが久保元宏さんのこのサイト!
田中さんと久保さんの交遊を知ることができ、さらにさらに私とは驚くべきつながりというか共通点がありました!

www.geocities.jp/kyouhanshinbun/gourmet-tanaka154books.htm共犯新聞
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://nekonojimusyo.blog.fc2.com/tb.php/179-15f708a9