FC2ブログ
森ヒロコさんが
逝去されて早くも2年が経ちました。
今日はヒロコさんを忍びながら過ごしております。
フランスでの作品展に2度ご一緒させていただきました。

一回目のフランスはパリとオーベール・シュル・オワーズでの作品展でした。
この折りに作品展を終えたあと、ノルマンディーを旅しました。
予約も何もしないで行き当たりばったりの旅。今では考えられないことでした

1997ノルマンディー森ヒロコノルマンディで子供達と

パリ4区マレ地区にある瀧沢さんのギャラリーで。通りすがりの人も気軽に入ってきて鑑賞する。作家に話しかける。さすがパリ!

パリ4区ヒロコ

オーベール・シュル・オワーズでにて。夫君故長谷川洋行氏も、あとから到着された。このあと東欧へ。
3人がすでに故人。24年前。

オーベール・シュル・オワーズにて - コピー

5月1日からオープン予定の森ヒロコ+東欧作家版画展は中止に。今年中の展示ができますように。











スポンサーサイト




一昨年の5月に惜しくも亡くなられた森ヒロコさんの版画を元にした絵本が出版されました。
ヒロコさんの版画で中川素子さんが紡いだ物語。

名称未設定 4のコピー

3月16日付 図書新聞。森村泰昌氏の書評です。他にも東京新聞、読書新聞などにも紹介されています。

20200306_tosyo_sorakara (1)

一部1500円+消費税150円+送料。お申込をお待ちしております。書店にもあります。

当管理人は、フランスでのヒロコさんの個展に2度ご一緒しました。
パリ、オーベール・シュル・オワーズ、ストラスブールなど。
その折の懐かしい写真をお目にかけます。

ストラスブールの旧市街にあるギャラリーでヒロコさんの版画展が開催されました。大変な賑わい。通りがかりの人も
気軽に入ってきて鑑賞します。ヒロコさんは大人気。着物は珍しいので、女性の記者が「夫に見せたいので、家へ来てくれないか」ということでお訪ねしたりも。

ストラスブールのギャラリーがある旧市街にて。猫をみると必ず声をかけるヒロコさん。

ストラスブール猫

ストラスブールの博物館にて。

6キリスト像森ヒロコと

ストラスブールに近い町、コルマールには、イーゼンハイム祭壇画があります。グルーネバルトのリアルなキリスト磔刑図が有名。それを見にゆきました。
コルマールにはこの祭壇画を文字通り生涯かけて模写し続けた柳井伊都岐氏が住んでいました。柳井市氏のアトリエを訪問。お話を伺いました。柳井氏は「次女」という名前の猫をかわいがっていました。柳井氏は、その数年後帰国して惜しくも病没されました。大変にお酒が好きな様子で、それも日本酒!

柳井さんをフォロウしていた1人にゼニティさん一家がいました。そのお嬢さんが柳井さんの影響を受けて日本びいきになり、来日、小樽にもおいでに。たぐいまれな愛情あふれるご一家。もう15年以上音信が絶えておりますが。

コルマールの柳井氏のアトリエにて。お良さんとヒロコさん。

8柳井伊都岐と

命を賭けて模写した祭壇画が今どうなっているのか気になります。

キャンバスと猫柳井 - コピー
4月27日から森ヒロコ展がオープンしました。5月1日はヒロコさんのご命日です。
もう2年が経ったのです。私よりも年少なのに、私より大人で、心の支えでもあったヒロコさんでした。私は、寂しい日々を送ってはいますがこうして作品に触れることができるのは、アーティストだからです。
椅子にかけて長いこと見続けていると、作品がほほえみかけてきます。謎の多い作品には、彼女の深さと同時に、茶目っ気さえ感じてしまうこともあります。

森ヒロコ展2019会場

初めて賞をうけて驚いたという作品「水を撒く」。最後の一枚です。
珍しくスチール製の額縁が、いつもの木製よりよくマッチしているようにな気がします。

水を撒くDSCN8879

古い作品「なわとび」
これも不思議な作品。大好きだけど、怖くて一人でDVDなど鑑賞できないオーストラリア映画「ピクニック、アト・ハンギングロック(ピーター・ウイアー監督)」を連想します。大好きな作品です。

なわとび

晩年になると、少しずつその怖さがなくなりました。
可愛い作品が多くなりましたが、それも人気がありました。

スカーフDSCN8878

「鴉」これも人気があります。

森ヒロコ「鴉」DSCN8869

壁面に飾りきれない作品。

その他の作品DSCN8877

表紙に使われました。
この作品は3番目くらいに入手。

台所の詩人達表紙DSCN8894

他にも多数。販売もいたします。

5月5日まで。小樽へお遊びにおいでのついでにお立ち寄り下さい。
駅からバスで10分。タクシー4分です。
森ヒロコさんを慕う版画教室の生徒さんが企画した、追悼展ともいうべき作品展。
主催者が驚く程のお客様がおいでになりました。

ファンの方はもちろん、今まで一度も入館したことのないというご近所さん、近郊の画廊のオーナー、お友達(飛行機で遠くからおいでの方も)、皆ヒロコさんをしのび、その個性的なお人柄などのエピソードを語り合い、、改めて作品を鑑賞し、懐かしみました。

お手伝いは何人いてもよいくらいで、及ばずながら画廊に詰めて、楽しい時間を頂きました。

2003年にご一緒したストラスブールでの写真がみつかりました。ご覧下さい。

このギャラリーは、ヒロコさんと親しかった瀧澤ご夫妻が経営していました。旧市街の素敵なスペースでした。現在はフランスのナントで「Le Pttite Galerie」を経営。

⑪DM森ヒロコ NORDEST

レセプションで、お客様を接待する。ご馳走は瀧澤夫人が前日に周到に用意。郊外のスーパー・マーケットへ買い出しに。
瀧澤氏と通称お良さん。

5ストラスブールスーパー・マーケット

私の旅の,メモをみると、「喜子さんが出かけたあと、良子さんと二人で串カツを揚げる」とあります。「ギャラリーへ持参するのは、おにぎり、おせんべいなどのスナック類、たくわん、ワイン、日本酒など」と書いてありました。オープニングにおいでになったのは、画家のステファン氏、オーストラリア人の画家、日本領事夫妻、柳井伊都岐氏(コルマールに住む画家)、現地の日本人など。

1 森ヒロコおもてなし

因みに、故・柳井伊都岐氏はイーゼンハイム寺院にあるグリューネバルドの有名な祭壇画を模写しており、ライフワークとしていられました。その様子が、NHKなどでも取り上げられ放映されたことがあります。(多分)完成したのち、帰国して関西の実家ににお住まいだったらしいです。

猫がお好きで「次女」という名の猫を飼っていました。コルマールにある柳井氏のアトリエを訪問。

8柳井伊都岐と

柳井猫のコピー

その後、柳井氏は「猫の事務所通信」に「アルザス猫便り」として、猫に関するエッセイを何回か寄稿して下さいました。

パスカルさんという画家さんからの讃辞。日本語訳。

ヒロコ作品への感想

個展を前に、瀧澤さん宅で。珍しくヒロコさんの大笑い。

3瀧澤一家と森ヒロコ

瀧澤家に友人を招く。かいがいしく家事も大好きなヒロコさん。

2ストラスブール2003

順序が逆ですが、行きのドゴール空港で.日本酒がお土産。

10空港でドゴール

すぐ外国人に話しかけるヒロコさん。これも行きの空港待合室。

9空港で森ヒロコ

今頃、天国で追悼展を歓びながらも、あれこれ注文(文句?)を言っているかも。
森ヒロコ・スタシス美術館は、しばらく休館しておりますが、8月14日から19日までの6日間のみ、開館し、森ヒロコさんの作品を展示しております。

⑮2018 森ヒロコDM2-2 裏20(2)

久し振りに訪れた画廊。何も変わっていず、お二人が元気な時そのままに、時間が止まっております。

版画の作業室ももとのまま。

⑤作業室DSCN0992

⑥DSCN0995

テーマごとにあるスケッチブックも初めて目にしました。どなたもご覧になれます。

⑦スケッチ帳

猫もありました。モデルはうちの故タイスケ? に似ている。

⑧猫DSCN0986

会場には、これまで見たことのない作品もありました。当然のことですが、丁寧な丁寧な作品。

好きな順位が変わった作品「毛糸の帽子」(左)。この作品は、大変に根気の要る作業を強いるので、今はもう作れない、と60代の初め頃にヒロコさんが言われたことを思い出します。

⑪森ヒロコ「毛糸の帽子」DSCN0981

たくさんの草花であふれる中庭も、雑草が増えていますが、変わらない。


右手に咲いているのは瑠璃玉薊。
この花が咲いたとき、ヒロコさんが「植えないのに、どこかから種が飛んできて咲いた」と言われてとても喜んでいました。
10年ほど前のこと。野の花がいつもテーブルにありました。

中庭DSCN0971

展示場には、前の通り、スタシスの絵画とヨゼフ・ヴィルコンの動物のオブジェが。
長谷川氏が大声でドアの陰から現れそうな錯覚…。

⑨

スタシスが直接描いた画にも19年の歳月が示されている。

⑬森ヒロコスタシス美術館DSCN0975

⑭スタシスDSCN0976

絵葉書、ヒロコさんの画集もお求めになれます。
日曜日までです。ご高覧をお待ちしております。

森ヒロコ・スタシス美術館